【インタビュー】Aさん
(母親の看護師友達/1児のママ)
1)[管理人]の妊娠中についての話を聞かせてください
A:
妊娠中期に会ったとき、お腹が小さいなとは思いましたが、(後に胎児発育不全と診断)
特に変だとは思いませんでした。
華奢な体型だからかな?と思っていました。
仕事を続けながらの妊娠は本当に大変だよね、って話をしていたのを覚えています。
2)医療的ケア児だと聞いてどう思いましたか?
A:
驚きました。「生きて生まれてこられないかもしれない」と聞いて、
どう声をかけたらいいか分からなかったです。
つらいだろうなと思って、メンタルのことが心配でした。
ラインの返信がなかったときは、催促せず、そっとしておきました。
話したくなったときに、いつでも聞くよというスタンスを保っていました。
「まだ受け入れられていない」、
「元気な子どもが見れない」と言っていたので、
私の子どもの話は控えました。
代わりに、株とか全然関係ない話をしてきたので、ああ今はそういう気分なんだなと。
少しでも私と話すことで気分転換になったら嬉しいな、という思いでいました。
それから、絶対に傷つけることのないように、発言はとても慎重にしていました。
「悪気のない、何気ない一言」でも相手を深く傷つけてしまうことって、ありますよね。

“あの言葉、傷つけてないかな…?”
“さっきの言葉、どう受け取ったかな?”
って、後から不安になることが何度もあって…
補足のメッセージを送ったこともよくありました
3)出産後について
A:
「無事に生まれた」と聞いたときは、本当に嬉しかったです。
写真も見せてもらって、とっても可愛くて、すぐにでも会いたい気持ちでした。
NICUに入院していると聞いて、体もまだ回復していないのに、
毎日昼と夜の2回面会に行っていると知りました。
「夜も行きたいけど体力的にしんどい」と言っていたので、
「無理しないでね」と声をかけました。
産後はホルモンの影響もあって、さらに心が不安定になっているだろうなと思っていました。
[管理人]が忙しそうだったから、あまりラインはしていませんでしたね。
4)退院してからについて
A:
退院してからも、バタバタしていると話していました。
「小児看護の経験があればよかったね」と2人で悔やんだのも覚えています。
育児については、お互い状況が違うので、分かり合えないこともあります。
でも、相手の立場を思いやる気持ちを持ってコミュニケーションできれば、
友人関係は長く続くと思っています。
ずっと友達でいたいです。
「また入院した」と聞くたびに不安になりますが、娘さんは本当に強い子。
これからも家族でたくさんの楽しい思い出をつくっていってほしいです。
また娘さんに会えるのを楽しみにしています。
風邪やウイルスをうつさないよう、私の子どもは会わせず、
私自身も体調を整えて遊びに行きたいと思っています。
■ 編集後記
A子さんの言葉には、たくさんの気遣いと優しさが詰まっていました。
「どう声をかければいいかわからない」という迷いのなかで、
それでも「いつでも、そっとそばにいる」ことを選んでくれたこと。
私にとって、それは何より大きな支えでした。
子どもに関して、私たちはそれぞれ感じる喜びや悩みのエピソードは違うと思います。
それでも、お互いの立場や気持ちを尊重しながら、心でつながっていける関係でありたいと感じています。
これからも変わらず、かけがえのない友人として歩んでいけたら嬉しいです。
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