
みなさんは、酸素ボンベをどのように持ち運んでいますか?
普段、酸素ボンベを持ち運ぶ際には、ベビーカーやバギーに乗せて移動する方も多いのではないでしょうか。
私の場合、娘の体重がとても軽かったため、ベビーカーは使わず、抱っこして移動していました。
その際、酸素ボンベはリュックに入れて背負っていました。
最初は特に不便を感じなかったのですが、使い続けるうちに「意外な危険」が見えてきたのです。
今回は、私が体験した酸素ボンベ運搬中の“ヒヤリ”とした出来事をご紹介します。
1.キャリーケースのような「引いて運ぶタイプ」
最初は酸素ボンベとセットでレンタルされていた、キャリーケースのような「引いて運ぶタイプ」を使っていました。
しかし、階段では持ち上げる必要があり、腕や肩が痛くなることもあって、使わなくなりました。
片手が塞がるのも不便でした。
2.リュックにいれて「背負うタイプ」
リュックにいれて背負うと便利だなと思い、市販のリュックにいれました。
そこでヒヤリとした経験5選をご紹介します。
🔷酸素ボンベを運搬してヒヤリとした経験 6選
- チューブが外れてもすぐ直せない
抱っこや荷物で手がふさがっていると、チューブが外れてもすぐに付け直せず焦りました。モニターや他のチューブと絡まって対応が遅れることも。 - 残量・流量の確認ができない
背負ったままではメーターが見えず、気づかないうちに流量がゼロになっていたり、ダイヤルがずれていたこともありました。酸素が切れる不安は大きいです。 - 後ろで火気があっても気づけない
背面にある酸素ボンベは視界から外れるため、火気が近くにあっても分かりません。酸素は引火性が高く、気道熱傷など重大な事故につながる危険があります。 - 狭い道や人混みでぶつかる
背中のボンベが人や物に当たりそうになったり、実際にぶつけてしまうことも。周囲への注意が必要です。 - バランスを崩して転びそうになる
子どもを抱っこしながら背負っていると、重心が後ろに引っ張られて転びそうになることがありました。階段や段差では特に危険です。 - 酸素ボンベがリュックの中で動く
専用のリュックではなく、市販のリュックに酸素ボンベを入れていたため、移動中にバッグの中でボンベが動いてしまいました。動いたことで、チューブが抜けた、流量が変わった、ぶつかった などの悪影響がでたこともあります。
3.酸素ボンベの運搬方法比較
タイプ | 主な特徴 | メリット | デメリット | 向いている人・場面 |
---|---|---|---|---|
専用リュック | 背負うタイプ。ボンベ固定ベルトや残量確認窓つき。 | ・両手が空く・体に密着して安定・残量確認窓で安全性高い・衝撃吸収設計あり | ・背中に重量が集中・夏場は蒸れやすい・階段や段差でバランスを崩す可能性 | ・子どもを抱っこしながら移動する保護者・電車やバスなど公共交通利用が多い人 |
ショルダータイプ | 斜めがけや肩掛けで運ぶ。軽量モデル多い。 | ・付け外しが簡単・背負うより熱がこもりにくい・残量計が見やすい位置になる | ・片側の肩や腰に負担集中・両手がふさがる場面あり・歩行時に揺れやすい | ・短時間の外出・車移動がメインで乗り降りが多い人 |
カート型(キャリー) | 引いて運ぶ。キャスター付き。 | ・重量負担が少ない・地面を転がすだけで移動可・大型ボンベも対応可 | ・階段や段差に弱い・片手がふさがる・混雑時や狭い道で引っかかる | ・平坦な道が多い地域・大型ボンベ使用や長時間外出 |

小児科病棟に入院していたとき、看護師さんが酸素ボンベを持ち運びやすいように、ショルダータイプのケースを貸してくれました。
短時間の使用であれば、肩も痛くならず、とても便利だなと感じました。
ただ長時間になると、屈みづらいですし、肩も痛くなり辛かったです。
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専用のリュックを購入するときは、事前に大きさを確認しましょう!

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ご自身で酸素ボンベのケースを手作りされているハンドメイド作家さんを見ると、「すごいなあ」と思います。
ただ、酸素ボンベは重さもあり、万が一の危険もあるので安全性を確認して購入する必要があります。
4.災害時対策

普段はバギーやベビーカーに乗せて移動していても、災害時には道路の状況や避難経路によってバギーが使えないことがあります。
普段はバギーで酸素ボンベを運んでいる方も、災害時には状況が変わります。
避難経路が狭かったり、段差やがれきがあったりすると、バギーが使えない場合もあります。
そんなとき、どうやって酸素ボンベを持ち運ぶのか──事前に考えておくことも大切だと思います。
5.おわりに
専用ケースがあれば安心ですが、高価だったり、すぐに手に入らなかったりしますよね。
私も最初は、市販のリュックでも問題ないだろうと思っていました。
だからこそ、「今あるもので」安全に持ち運びする場合、
ボンベが動かないようにタオルでくるむ、チューブが引っ張られないようにクリップで留める…そんな小さな工夫でも、安全性はぐっと高まります。
これからも、自分や家族の暮らしに合った方法で、安心してお出かけできるようにしていきたいです。
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