毎日の生活にメリハリを!医療的ケア児のママが続ける小さな工夫5選

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芝生の上で母親・父親・子どもが寝転んでいる写真

気がつけば、もう7月が終わろうとしていますね。
毎日、同じようなことの繰り返し。でもあっという間に1日が過ぎます。
日にちや曜日の感覚も正直ありません。
機械の音は昼夜問わず鳴り響く。たまに時間さえも分からなくなります。

でも、ふと思ったんです。
このメリハリのない生活で本当にいいのか?

今回は、「少しだけメリハリのある自分たちらしい生活」を過ごすための工夫を5つ、ご紹介します。


1.シーズンごとの“やりたいこと”を書き出してみる

前は、「先のことなんて考えられない」と思っていました。
でも今は、「夏にはこれができたらいいな」くらいのシーズンごとにやりたいことを書くようにしています。

★こちらもご覧ください★

先のことを考えるのが怖い。
「希望を持つことが不安」だった私が
生きる喜びを感じた瞬間

たとえば:

  • 夏には花火を娘に見せたい
  • 秋にはたくさんの綺麗な落ち葉と一緒に写真を撮りたい

予定じゃなくて、“想像”でもいいんです。
無理をせず、少し心が前を向きます。

次回の大学病院の受診日などを
訪問診療・看護師さんと共有することが
あるので、
我が家は娘の部屋に誰でも見れる
カレンダーを壁に貼っています。


2.子どもと一緒にテレビを見る

娘は子ども部屋で過ごします。呼吸器や物品があって、リビングには移動できません。
私も、ずっと娘のそば。
“テレビを観る”ことすらできなかった。

そこで、テレビの延長コードを買って、子ども部屋にテレビを持ってきました。
たったそれだけで、
「一緒にここに行きたいね」「今これがブームなんだって!」と新鮮な時間が生まれました。
テレビの音と笑い声が流れているだけでも、ちょっと息が吸いやすくなった気がします。


3.懐かしい音楽を流して、少しだけ“あの頃の自分”に戻る

ディズニープリンセスに憧れていたあの頃。
学生の頃によく聴いていた曲。
キラキラした日々の記憶。
娘を抱っこしながら、歌って、体を揺らして。
たった1曲だけでも、気持ちがほぐれることがあります。

「今週はディズニーメドレー、来週はジブリの音楽を聴こう!」と、
音楽のおかげで日々に変化が生まれました。


4.日記を書く。1行でもいいから。

「今日、娘が笑った」
「暑すぎてエアコンつけっぱなし」
「なんだかうまくいかない日」

1行でもいいから書き残しておくと、不思議と自分を俯瞰できます。
日記に書きたいことがたくさんあって、集中していたら時間を忘れてしまったということも。
「あの時は不安だったな」「今日もがんばった私、えらい」と、思えたりします。


5.思い切って外に出る勇気をもつ

子どもとお出かけするには、準備がとても大変です。
でも、一人でも、家族とでも──思い切って外に出てみませんか?

一人の場合は、家族にお願いできる少しの時間の中で
買い物の後、走ってカフェに行き、コーヒーをテイクアウトしてみる。
すこし違う道で家に帰る。空を見上げてみる。
それだけでも、世界の広さと変化を感じられるものです。

子どもとの場合は、訪問リハビリの方が、一緒に公園に行って滑り台などで遊ばせてくれることもあります。
芝生に寝転んでみる、風にふかれてみる、太陽のあたたかさを感じる──
そんなふうに、いろんな「感覚」に触れさせてあげるのも◎です。

夕方、誰もいない公園で
家族写真を撮ったのはいい思い出です


おわりに

「気分転換が大事」なんて、きっと誰もがわかっている。
でも、寝不足で体が動かない。外に出るなんて考えられない日もある。
そんな毎日の中で、私は少しずつ、“今”を楽しく過ごす工夫を見つけていきたいです。

先日、友人がこんな話をしてくれました。
「医師から子どもの状態が危ないかもしれない」と言われた。
それをきっかけに、思い切っていろんなところへ出かけるようにしたそうです。
すると、子どもが今までにないくらい、いい表情を見せてくれたのだとか。

「今日も楽しかった」「また明日もがんばろう」と思えるような、
そんな小さな“気分転換”を、自分のために見つけていきませんか。

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「選挙に行ってよかった」
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