療育手帳と重症心身障がい児の判定とは?申請の流れとママが知っておきたいポイント

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みなさんは「療育手帳」「重症心身障がい児の判定」を申請されていますか?
私の地域では1歳から両方申請可能との噂を耳にしていましたが、もっと早く検査をしている方もいたそうです。

「どう違うの?」「どんなときに申請するの?」と迷うママも多いですよね。
今回は、2つの制度の違いと、それぞれの判定について、わかりやすくまとめました。

制度があり申請できる状況なのに、それを知らないでいることもあるので、情報収集は大切だと改めて思いました。

1.療育手帳とは?

療育手帳は、「知的障がいがある」と判定されたお子さんが取得できる手帳です。
知的障がいの程度に応じて「A(重度)」または「B(中度・軽度)」などに分けられます。
自治体によって呼び方や区分は少し違いますが、判定はおおむね次のような流れで行われます。

▸ 判定の流れ

  • 申請(地域によって異なるので「〇〇県 療育手帳」と検索しましょう)
  • 心理判定員などが発達検査
  • 医師の意見
  • 判定会議(専門機関が総合的に判定)

判定の結果、手帳が交付されると、療育サービスや医療費助成、交通機関の割引など、さまざまな支援を受けることができます。

▸ 重症心身障がい児のいる我が家の場合

重症心身障がい児は、知的障がいの程度が測定が困難な場合が多いため、まず電話で「何歳から検査可能なのか」確認しました。
判定が困難な場合には、「できる・できない」で判断されるのではなく、「発達の様子」や「日常生活での支援の必要性」を丁寧に見てくれるそうです。また何歳でも可能とのことでちょうど1歳を過ぎたころに申請しました。

検査が混んでいる何カ月も待つ場合もあるため、はやめに電話をして予約をするのがおすすめです!私は半年前から予約しました。


2.重症心身障がい児の判定とは?

「重症心身障がい児」というのは、医学的に定義のある言葉です。
多くの自治体では、

「重度の知的障がい」と「重度の肢体不自由」が重なっているお子さん
を「重症心身障がい児」と判定します。

▸ 判定の流れは上記とほぼ同様です。窓口を調べて担当者に確認しましょう

この「重症心身障がい児」として認定されると、特別児童扶養手当(1級)や医療的ケア児支援制度など、より手厚い支援の対象となります。


3.目的の違い

「療育手帳」と「重症心身障がい児判定」は、申請手順は似ていますが目的が少し違います

制度名主な目的判定内容主な支援例
療育手帳知的障がいの有無・程度発達検査・医師意見各種福祉サービス・医療費助成
重症心身障がい児判定医療的・生活的支援の必要性医学的所見・介護状況特別児童扶養手当・訪問看護・通所施設利用など

4.実際の流れ

1)電話で確認・予約をとる

先ほども述べたように、検査に来てもらえるまでに時間がかかる場合があるのではやめに電話しましょう。また自治体により検査基準が異なるため、何歳から可能か・自宅に来てもらえるのか・必要なものなどを聞きましょう。

2)自宅まで来てくれるor判定機関に行く

我が家の場合は、自宅まで来てくれました。児童相談所の方と心理士さんの2名が来られました。

3)検査・検査後の流れ

母親から日々の状況を質問したり、おもちゃを使いながら娘の状態を確認してくれました。
娘は新しいおもちゃを見て笑顔になっていました。遊んでもらえて楽しかったみたいです。
検査に関して、「これもできません」という言葉ばかり言わなければいけないのかと不安に思っていましたが、会話の中で、
自然に状況をお伝えできたので、「できない」という言葉をたくさん言うことはなく、私は悲しい気持ちになることはなくほっとしました。

4)医師の意見・今後について

主治医に状況を確認していいか聞かれました。また1か月は判定に時間がかかり、認定が下りた場合は区役所で手続きをすること等の説明をうけました。

5)児童相談所の職員に相談

私の地域の場合は、児童相談所の職員さんも検査のために来られました。
我が家は医療的ケアが私にしかできないものがあります。そのため、万が一私が緊急入院になった場合など、娘の一時預かり等を児童相談所に依頼する場合は、どうすればいいのか聞きました。
我が家の状況を知ってもらい、直通の番号や担当者の方と連絡先を交換できたのでよかったです。

5.おわりに

療育手帳や重症心身障がい児の判定を受けることで支援が拡大します。自治体により対応が異なるので、しっかりと確認しましょう。児童相談所の職員と話せる機会にもなるので(地域によります)、困っていることや不安なことがあればこの機会に相談させてもらいましょう。みなさまが、お子様とよりよく過ごすことができますように。

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