
皆さまのご家庭には、保育士さんの訪問がありますか?
SNSで「保育士さんがお家に来てくれる」という投稿を見て、とてもうらやましく感じました。私の娘は医師から保育園利用の許可が下りていないため、私たちは保育を利用できていません。ネットで”訪問 保育士 (地域)”と調べても私の地域では該当サービスが見つからず、一度諦めかけていました。ところが相談員さんとお話しする機会があり、念のため”保育士さんの訪問”の有無を尋ねたところ、訪問対応をしている施設があると教えていただきました。施設に所属している児童発達支援のスタッフが在宅訪問する場合もあるということで、まずは居宅訪問型児童発達支援の申請をすることにしました。
今回は、居宅訪問型児童発達支援と訪問保育士さんについてご紹介します。
1.児童発達支援とは
児童発達支援とは、発達に遅れや障害のある未就学児が、専門のスタッフ(保育士・児童指導員・臨床心理士など)と一緒に遊びや生活の練習を行い、発達をサポートしてもらう制度です。
通常は施設に通う形が多いですが、「居宅訪問型」といって、児童発達支援のスタッフが自宅に来て支援してくれるサービスもあります。
娘の場合はまだ保育園に通えないため、自宅での支援がとても助かります。相談員さんが居宅訪問型の申請を代理で行ってくれました。こうした支援を受けることで、家での生活や遊びの中でも発達に合わせたサポートを受けられるのが魅力です。
2.居宅訪問型と施設型
居宅訪問型(自宅にスタッフが来るタイプ)と施設型(通所して支援を受けるタイプ)の児童発達支援は、基本的に併用できません。申請はどちらかになります。対応可能な場合もあるので、詳しくは、相談支援専門員や区役所にご確認ください。
3.訪問保育士さんの役割
児童発達支援のスタッフにはさまざまな職種や資格がありますが、今回はその中でも訪問保育士さんの役割についてご紹介します。
・食事、排泄、着替えなどの基本的な生活習慣のお手伝いと自分でできることを促すこと。
・年齢や発達段階に合わせた遊びや活動を通して、心身の発達を促し、社会性を養うこと。
・生活の中で人間関係を学び、情緒豊かに成長できるよう支援すること。
・体力や知力の向上を助けるため、運動や製作、読み聞かせなどを通して、想像力や表現力を育むこと。
・保護者と子どもの情報共有を行い、育児に関する相談や助言を行うこと。
・保護者の精神的なサポートも担い、必要に応じて、専門機関への橋渡しを行うこと。など
※保育士さんは医療的ケアを行うことができないため、基本的に子どもと保育士さんが家で二人きりで過ごすことはできません。
4.おわりに
私たち家族は現在、施設型の児童発達支援に通っているため、自宅での保育はお願いしていません。
ですが、友人から「今日はギターを触った」「スライムで遊んだ」「足形でアートを作ってくれた」などと聞くと、子どもだけでなく親も居宅訪問型の児童発達支援を楽しんでいる様子が伝わってきます。
みなさんも、お住まいの地域で保育士さんが自宅に来てくれるサービスがあるか、一度確認してみてはいかがでしょうか。
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